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演劇の研修でソウルを訪れた際、最大5年ものあいだ、アーティストと劇場のコーディネーターが伴走しながら、成長し認知度を高めていくプログラムの仕組みを知りました。この経験が、U30支援プログラムを提案させていただいたきっかけになっています。劇場、両劇団と深く関わりながら、劇団の成長を近くで目の当たりにし、私のちょっとした一言がプラスにもマイナスにも働くことを直で感じ、また無力さを痛感することもありました。しかし、この3年間を通して、伴走型支援の難しさともに価値も確かめることができました。この先も私自身のライフワークとして、新たな伴走型支援の形を模索していきたいと考えています。

 

最後になりますが、U30支援プログラムという企画は今回で終わりになります。この3年間の成果をぜひ多くの方々に観ていただきたいと思います。今年は新型コロナによって未曾有の事態となりました。しかし生の表現を届けることが難しいこのような時代でなければ、生まれてこない表現もあるのではないかと思います。そして特に若い世代が、それを生み出していくのではないかと期待しています。

 

U30支援プログラム

企画担当 沢大洋

U30支援プログラムとは

今回で40回目の開催となる、Kyoto演劇フェスティバル(主催/京都府・指定管理者 創・Kyoto演劇フェスティバル実行委員会)からスタートする、平均年齢30歳以下の団体を対象に、京都のみならず日本の演劇シーンで活躍する人材が生まれることを期待し、3年間の創造サポートを行う支援プログラムです。2019年から2021年のプログラムは、幻灯劇場とルサンチカを選出いたしました。今後の更なる飛躍にご期待ください。

主催:京都府、指定管理者 創、Kyoto演劇フェスティバル実行委員会

U30支援プログラム企画担当:沢大洋

問い合わせ|

E-Mail enfesu30@gmail.com Tel 080-3136-6575 Twitter @enfesU30

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